価格を高く維持できる不動産とは

シェアする

価格を高く維持できる不動産とは_アイキャッチ

購入した不動産の価値は、築年数とともに下がり、古い家であればそれだけ価格が安くなってしまうもの。
しかし、不動産のメインは何も物件だけではありません。
購入した不動産の地価が高くなれば、物件そのものの価格が下がったとしても、不動産の価格を高く維持することができると言えるでしょう。
では、地価が高くなる条件というのはどういったものでしょうか?

2004年から10年間の不動産価格

大きく値動きするイメージのない不動産でも、10年経てばその価格は変わってくるものです。
どういった地域が不動産価格を高く維持できていたのでしょうか。

価格維持率、1位は都内ではなかった!

不動産の価格が高くなりそうなイメージがあるのは東京23区ですよね。そこで、2014年に不動産を購入した人が、10年後に不動産を売却した場合、価値が高くなっていた場所を調べてみると、2~4位は「半蔵門」「広尾」「品川」と、どこも東京都内でした。
しかし、意外なことに価格が一番上昇したのは「元町・中華街」の駅周りだったのです。
では何故横浜の中華街が1位になったのでしょうか。

ポイントは「利便性」

2004年、「みなとみらい線」が開通しました。横浜からたった5駅、10分弱で到着します。
また、全列車が東急東横線と相互直通運転、つまり、みなとみらい線と東急東横線がひとくくりになって運行しています。
そのため、渋谷まで乗り換え無し、40分程度で到着するというのが、利便性が高いとして、注目されました。

また、9年後の2013年には、東急東横線が東京メトロ副都心線との相互直通運転を開始しました。
これにより、埼玉県和光市とも一直線で結ばれ、その間の池袋からも1時間程度と、都心との繋がりが強くなりました。
この多くの駅との繋がりが、元町・中華街の駅の価値を上げたと考えられます。

未来について予想する

それでは、元町・中華街の例を元に、不動産の価値を高く維持する、欲を言えば価値をあげられる不動産というのはどういうものか、予想してみましょう。

リニア開通

品川から新大阪駅までをつなぐ予定のリニア。開業予定の2027年までには、品川から名古屋までの6駅で結ぶ予定です。
現在品川から名古屋を結ぶ新幹線「のぞみ」が最速で1時間30分なので、ノンストップで走って40分程度とされるリニアの開通によりは約50分も短縮されることになります。

このリニア開通も、利便性の点から考えれば東京との距離がぐっと近づく名古屋駅、それからもちろん品川駅の不動産の価格上昇が見込めます。
更に長い目で見れば、新大阪まで伸ばす途中の駅についても、価格の変動があるのではないでしょうか。

地下鉄が増える?

2015年、東京オリンピック・パラリンピックに向けて地下鉄を増やすという案が出てきました。
候補としては、有明から東京方面と、品川から白金高輪、銀座から有明などがありました。
しかし東京メトロ側はこれ以上作るという気は無く、その後新しい地下鉄を増やすという話は、2016年現在ではありません。

地下鉄ではありませんが、羽田から東京をつなぐ交通網も、東京都の案としてありました。
しかし、こちらについては国土交通省から、五輪までの開業は困難とされ、進められていません。
いずれも現時点で話は進んでいませんが、五輪開催前には不可能としても、都市の開発、活性化を考えればあり得ない話ではありません。
路線を増やす候補として上がった土地は、路線を増やせる余地のある地域ということです。路線が増えた場合、その土地の不動産の価値を高く維持する可能性があるわけです。

既に所有している物件は?

ここまで「利便性」にまつわる価格維持についてお話をしましたが、既に物件を購入されている方にとってはもはや変更できない部分です。
購入した後にできることは無いのでしょうか?

いつも綺麗に

建物は、その築年数とともに価値が下がってしまいます。しかし、毎日の掃除で室内を綺麗に保つことで、その劣化はある程度防げます。
とくに気を付けたいのは水回り。長年掃除しないと黒ずみや水カビが残り、ハウスクリーニングをしなければいけないという事になってしまいます。
普段から綺麗にしておく癖をつけておけば、いざというとき余計な出費もかからず、また、売却前の掃除の時間を長くとることもありません。
その他、一戸建てであれば外壁や庭といった部分も、普段から綺麗にしておくと良いでしょう。

自宅だけじゃなく、周りもよく知っておくこと

家と会社を往復するだけで、家の周りに何が有るか知らないという人は、できるだけ家の周りの情報にも目を向けましょう。

例えばスーパーがどこにあるのか、バス停はどこなのか、保育園はどのぐらい近く、通うにはどういったルートを使えるのか。
こういった情報はその家を購入する人にとって重要なデータとなります。
現在お子さんの居ないご夫婦で利用している物件であっても、購入を考える方がお子さんの居るご夫婦であれば、周りの保育園状況は気になるところです。

また、通勤に車を使われている人は普段使わないバス停までの距離は盲点となります。バス停は、車を持たない方にとっては有効な交通手段なので、購入時の重要なデータとなるでしょう。
この辺りを普段から知っておくことで、売却時に自然と紹介することができます。購入を検討されている方にとって、とても好印象となるでしょう。

おわりに

価格を高く維持するには、その不動産の立地条件は大きく影響しますが、購入の段階で売却まで見据えている人は中々いらっしゃらないでしょう。
重要となるのは少しでも購入者に気持よく内覧してもらうための清潔さと、多くの利点を伝えることができるための日頃からの情報収集です。
自身の不動産価値を下げないため、色々と工夫してみてください。